2017年12月29日 (金)

独自予想【ニコちゃんマーク】のスクリーニング

12月15日に新春号の発売されました。

そこに掲載されている通称・「ニコちゃんマーク」の”独自予想マーク”に似たようなものを、スクリーニングで抽出する方法を紹介します。まずは、「連結」決算会社で、「大幅弱気」「弱気」のパターンです。

※『四季報CD-ROM』では、四季報編集部による独自予想は、発売後更新されていません。発売後の状況の変化により、別の要因の会社も抽出してしまいますので、発売後一定期間を過ぎている場合はご注意ください。

スクリーニング条件式のファイルを作成しましたので、まずはこちらをダウンロードし、インポートしてみてください。

Yowaki_Screening.tksをダウンロード

独自予想マークの条件を、スクリーニング条件として表現するとどうなるか。詳しくみてみましょう。

Yowaki_screening_2

まず、元となる条件がどうなっているかを四季報「見方・使い方』で確認します。

基本的な考えは、『同じ決算期、同じ会計基準で、乖離額(=今期四季報営業利益予想-今期会社営業利益予想)が2000万円以上の会社が対象。』

乖離率:(今期四季報営業利益予想-今期会社営業利益予想)÷今期会社営業利益予想の絶対値 ×100

弱気:『乖離率が-3%以上-30%未満、または、会社予想がゼロで四季報予想が赤字』

大幅弱気:『乖離率が-30%以下』

基本的な考え」に対応するのが、条件式の3と4です。”既存の項目”の予想は「四季報予想」です。「会社予想」については、「期初予想」が”既存の項目”配下にありますが、これは更新されている可能性があるので、”ダウンロード項目”配下の今期予想の数字を使う方がいいでしょう。そして、予想が赤字であろうが黒字であろうが、この二つの予想の『差』が2000万円以上を今回の対象としたいので、「20(百万円)」「-20(百万円)」の二つの条件値が必要となってくるわけです。この2つの条件式は「差が2000万円以上、または -2000万円以下」ですので、『スクリーニング条件式の関係』で (3 OR 4) と設定する必要があります。

乖離率」については、条件式5です。絶対値の表現についてはここでは深く説明いたしませんので、他のサイト等をご参照ください。そしてその差の程度が「-3%以上」としておけば、「弱気」も「大幅弱気」も結果のスクリーニングに含まれてきます。スクリーニング条件をわざわざ二つ作る必要はなく、5の条件式の数値で並び替えて、判別することができます。

条件式の1,2は、乖離率を計算する上で、値がないケースは除外するためのものです。

条件式の6は、割る数が「0」になるケースを除外するためのものです。今は「弱気」を探しているので、四季報予想と会社予想の差が「-2000万円」である場合は、乖離率を計算することなく、結果に含めます。そのために、(6 AND 4) としています。

最後に、それぞれの条件式の関係を確認します。

(1 AND 2 AND (3 OR 4) AND 5) OR (6 AND 4)

結果はいかがでしょうか?”ダウンロードデータ項目”を利用していますので、会社予想は更新されていき、冊子とは違う会社も含まれていると思います。それらについては、四季報画面を開いてみたり、会社のリリースなどをWebサイトで参照したりして、状況をご確認ください。

このスクリーニングを修正して、「強気」「非連結(単独決算)」もつくることができますが、それは次回ご紹介したいと思います。

※冊子の条件では、会社予想に幅がある場合は対象外、というものもありますが、四季報CD-ROMではその場合「中間値」のみが収録となっており、幅があるかの判別ができず、結果に含まれます。これは、冊子のマークと異なるところです。

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