『会社四季報CD‐ROM』編集部です。
来週からは3月決算会社の第1四半期決算の発表が本格化します。そこで今日は、第2四半期の予想額に対する第1四半期の営業利益進捗率が60%以上の会社を抽出してみます。
本決算に対する進捗率は、既存条件に登録してありますので、「四半期決算関連」フォルダからご利用ください。
条件の関係で、現在結果を表示しても、2月決算の会社しか抽出されませんので、結果画像は今回は省略いたします。
※2009年3集夏号を使用
ファイルは以下のリンクをクリックして保存してください。
まず、作成した条件は以下の通りです。
No. | 条件式名 | 条件式内容 | 演算子 | 条件値 |
コード | [コード] | |||
会社名 | [会社名] | |||
1 | 第1四半期決算期 | [DL四・決算期1(-1)] | >= | 200905 |
2 | 連単 | [DL四・連単フラグ(-1)] | ||
3 | 営業利益進捗率(%) | [DL四・営業利益1(-1)]/[DL四・営業利益2(0)]*100 | >= | 60 |
4 | 前期第1四半期営業利益比率(%) | [DL四・営業利益1(-2)]/[DL四・営業利益2(-2)]*100 | ||
5 | 第1四半期営業利益 | [DL四・営業利益1(-1)] | > | 0 |
6 | 第2四半期予想営業利益 | [DL四・営業利益2(0)] | > | 0 |
●スクリーニング条件作成のポイント
- No.1は四半期決算期末が2009年5月以降(2月決算会社以降)のものを指定しています。発表から時間が経過した会社を抽出しても意味合いが薄いと判断したためです。尚、[DL四・決算期(-1)]にすると本決算期末を表示できます。
- No.3は進捗率を計算しています。( )内の数字(時点)が予想と実績で異なりますが、スクリーニング項目の選択から追加していけば、問題ないはずです。60%以上としたのは、私の判断です(上方修正の可能性を考慮したかったからです)。
- No.4は前期の比率を計算して、参考値として表示しています。四半期で利益が偏る会社がありますので、表示しました。この数値は新規上場会社などで、前期の開示がなかった会社については、開示なしデータは「0」で計算するというのが『会社四季報CD‐ROM』の仕様のため、「0.00」と表示されますので、ご注意ください。また、参考値ですので、マイナス値なども表示しています。これらの会社を除外したい場合は、演算子に「>」を条件値に「0」を追加してください。
このスクリーニングに該当した会社で、第2四半期の予想を上方修正していない会社は、予想を慎重にしている可能性があります。個別に判断してみてください。このスクリーニング結果の上位に来た会社が必ず上方修正するわけではありませんので、ご利用の際にはご注意ください。
(編集部O)
コメント