2007年12月11日 (火)

「会社四季報」2008年1集新春号は14日発売です

『会社四季報』編集部です。

 

『会社四季報2008年1集新春号の発売日(12月14日、金曜日)が近づいてきました。 

今号の編集作業をしていて、たいへん目についた言葉が「減額」「一転減益」です。『会社四季報で言う「減額」とは、前号四季報の利益予想に比べて、今号の予想が減少したことを指します。 

会社が下方修正したという意味ではありません。また、「一転減益」は前号四季報では増益になると予想していたのに、今号で減額したことに伴い、一転して減益予想に変わったことを示しています。
 

 

巻頭の「新春号のポイント」にもありますように、2008年3月期も全体として見れば企業業績は堅調で、6期連続の増益を達成することはほぼ間違いありませ ん。

ただし、前号の07年4集秋号までは、「減額」とは反対の「増額」企業が目立って多かったことを考えると、企業業績の基調に変化が見え始めたことは確かで す。

 

企業業績に対するマイナス要因はたくさんあります。
米国のサブプライムローン問題が招いた世界的な金融波乱、米国経済の減速、ドル安の進行、原油や農産 物などの価格の急上昇など。

国内に限っても、政局は不透明さを増しており、改正建築基準法施行に伴う建築着工の遅れは、建設、不動産など直接の影響を受け る業種にとどまらず、原材料供給メーカーなどにも大きな波紋を広げています。

戦後最長の拡大期間を更新している景気は、08年中にも赤信号が点滅を始めるのか。それとも、北京五輪などの追い風を受けて、早々に踊り場局面から脱し、最長記録を塗り替え続けるのか。日本経済はいま、大きな分岐点を迎えています。

  

こういう分岐点だからこそ、個別に好業績企業を発掘することの重要性はいつも以上に増しています。
全体を見ると、「減額」「一転減益」となる企業が目に つきますが、反対に「増額」となる企業も少なくありません。

今号も、巻末特集で「会社より四季報予想が強気の銘柄」を掲載しました。
これは、決算短信などで会 社側が公表している今期の業績予想と比較して、四季報記者が独自に増額予想している銘柄を集めたものです。

記者たちは、業界ごとに担当しているので、その 業界の動向には精通しています。
四季報記者が独自に「増額」した場合、後で会社側も上方修正を発表することがよくあります。これらの銘柄の中から、投資に 有望な銘柄を探し出してください。

 

今号の目玉特集は「わが社の安定株主比率」です。全上場企業にアンケートを配付し、多くの会社から回答を得ました。

敵対的買収を仕掛けられたとき、会社 の味方をしてくれるのが「安定株主」です。その安定株主比率を会社がどのように認識しているかを通じて、会社の資本政策が浮かび上がってきます。

 

7大注目テーマで読む「12~3月投資カレンダー」「上場廃止リスクがある会社一覧」など好評特集も掲載します。

より見やすい誌面である大判の「ワイド 版」では、オリジナル特集として、「2008年株式市場展望」「月別・予想配当利回りランキング」を加えて、6大特集としてお届けします。

今号も『会社四季報をよろしくお願いいたします。

 

(『会社四季報』編集部)

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