2007年8月17日 (金)

複利の成長率の計算を『会社四季報CD‐ROM』で行うには?

『会社四季報CD‐ROM』編集部です。

 

すごい勢いで株価が下がっていきます。

相場はこのような環境なのですが、
次号の2007年4集秋号の予約受付が始まりました。
http://www.toyokeizai.co.jp/data/shikihocd/index.html

WindowsVistaでも使えるようになります。
 

詳細画面、スクリーニング項目とも少々見直しを行う予定です。
今号も『会社四季報CD‐ROM』をよろしくお願いいたします。

 

さて、宣伝はこのくらいにして、
今日は『会社四季報CD‐ROM』のスクリーニングのちょっとしたテクニックをご紹介します。

昨年2006年4集秋号の付録にお書きいただいた河井伸介さんは成長は複利で見るようにおっしゃっていました。

この計算、『会社四季報CD‐ROM』のスクリーニングで作れるのはご存知でしょうか。

例えば、10年前の売上高と来期予想の売上高で成長率を計算する場合には、以下のように式を入力します。

(([連・売上高(0)]/[連・売上高(-10)])^(1/10)-1)*100

20070817_1


いつもの通り書くと、

「主要項目」→「連・売上高」→「今期本決算予想(0)」を選んで「↑追加(A)」をクリックします。

続いて、同じ(「主要項目」→「連・売上高」)から「10期前本決算(-10)」を選んで「↑追加(A)」をクリックします。

条件式内容の最初に「((」を入力し、「+」「/」に修正します。最後に)^(1/10)-1)*100を追加します。

条件式名を「売上高複利成長率(%)」にして、演算子を「>」、条件値を「0」にして「OK」をクリックします。

です。

少し補足説明しておきます。

^ は べき乗です。 

例えば、8^3 は 8×8×8 のことです。

このとき、3を(1/3)にして8^(1/3)にすると、三乗根になります。

要するに、
□×□×□ = 8 の□を計算することになります。
答えは2です(簡単ですね)。


これをどう成長率に使うかですが、具体例でご説明します。

当初100億円の売上高の会社が毎年10%ずつ売り上げが成長したとすると、
どうなるのかみていきましょう。

1年後        110.0
2年後        121.0
3年後        133.1
4年後        146.4
5年後        161.1
6年後        177.2
7年後        194.9
8年後        214.4
9年後        235.8
10年後      259.4

毎年10%ずつ売り上げを伸ばすと10年後には259.4億円になります。

ここで、10年後の売り上げ259.4と100が分かっている時に成長率の計算をするのがが今日、ご紹介したスクリーニング条件式です。

([連・売上高(0)]/[連・売上高(-10)]) = 259.4/100 = 2.594
([連・売上高(0)]/[連・売上高(-10)])^(1/10) = 2.594^(1/10) =1.1
(([連・売上高(0)]/[連・売上高(-10)])^(1/10)-1)*100 =(1.1-1)*100 = 10

と10%の成長となります。

来週はこの条件式を使ったスクリーニングをご紹介します。

 

(『会社四季報CD‐ROM』編集部 岸本)

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コメント

かささぎさん、コメントありがとうございました。

今回はVista対応のみで他の機能はほぼ前号までのままです。

最新業績データでのスクリーニングはユーザーの皆様からご要望の多い機能ですので、早期に実現したいと考えていますが現時点では時期は未定です。

申し訳ございませんが、ご了承ください。

毎日の更新お疲れ様です。
Vista対応とのことですが、秋号からは最新業績データでのスクリーニングも可能となるでしょうか?
折角ダウンロードした業績データが使えないのは、少し辛いです。