2007年5月 2日 (水)

すぐにROE10%以上にできそうな会社のスクリーニング

『会社四季報CD‐ROM』編集部です。

5月になり、三角合併が解禁となりました。

どのような会社が狙われるかを一言で言うのは難しいですが、
事業に魅力があり、株主持分が多くROEがそこそこの会社は狙い目となるかもしれません。

ROEは純利益÷株主持分で計算しますが、
自己株買いなどで株主持分を減らせば、すぐに上昇します。
(株主持分が半分になれば、ROEは倍になります)

海外ではROEは10%以上が望ましいといわれ、日本でも経営目標に掲げる会社も増えてきました。
そのため、ROEが10%を超える会社は最近、目立つようになってきました。

一方、これを下回る銘柄は、市場でも目立たずに株価も低い水準にとどまることも少なくありません。

外資に限った話ではありませんが、
こうした会社を狙えば、安くに買収することができるかもしれません。

買収後に過剰な株主持分をそぎ落として三角合併すれば、財務的にも優良子会社として傘下に収められます。

日本の技術や基盤を手に入れ、さらに自社の財務体質も強めることができるという一石二鳥のM&Aとなります。

ということで、今日は、平均ROEが2年連続で8%以上10%未満、株主持分比率が50%以上ですぐにROEを10%以上にすることができる会社をスクリーニングしてみます。

まずは結果をご覧ください。

20070502_out
※証券コード順に10社を表示。2007年2集春号を利用。画像をクリックすると拡大します

  1. 「スクリーニング」ボタンをクリックします。
     
  2. 「スクリーニング条件の選択」から「新規(N)」をクリックします。
     
  3. 「条件式追加(A)」をクリックします。
     
  4. 「一般連結・財務指標等」→「連・ROE・平均(%)」→「前期本決算(-1)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。

    演算子を「<」、条件値を「10」にして、「OK」をクリックします。

    20070502_1
    ※今期の平均ROEが10%未満という条件式になります。「平均」というのは、株主持分を前期と2期前の期末数字の平均値で計算しているということです。ROEの分母である当期純利益は損益計算書の数字で1年間で得た利益です。株主持分は貸借対照表の数字で期末時点のため、前の期と平均をとって計算するのが正しいとされます

  5. 「No.」の「2」を選んで「条件式追加(A)」をクリックします。

    「一般連結・財務指標等」→「連・ROE・平均(%)」→「前期本決算(-1)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。

    演算子を「>=」、条件値を「8」にして、「OK」をクリックします。

    20070502_2
    前期の平均ROEが8%以上という条件式になります。2つを組み合わせると今期の平均ROEが8%以上10%未満という条件式になります。

  6. 「No.」の「3」を選んで「条件式追加(A)」をクリックします。

    「一般連結・財務指標等」→「連・ROE・平均(%)」→「2期前本決算(-2)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。

    演算子を「<」、条件値を「10」にして、「OK」をクリックします。

    20070502_3

  7. 「No.」の「4」を選んで「条件式追加(A)」をクリックします。

    「一般連結・財務指標等」→「連・ROE・平均(%)」→「2期前本決算(-2)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。

    演算子を「>=」、条件値を「8」にして、「OK」をクリックします。

    20070502_4

  8. 「No.」の「5」を選んで「条件式追加(A)」をクリックします。

    「一般連結・財務指標等」→「連・株主持分比率(%)」→「前期本決算(-1)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。

    演算子を「>=」、条件値を「50」にして、「OK」をクリックします。

    20070502_5
    ※前期の株主持分比率が50%以上という条件式になります

  9. 「No.」の「6」を選んで「条件式追加(A)」をクリックします。

    「一般連結・財務指標等」→「連・株主持分比率(%)」→「2期前本決算(-2)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。

    演算子を「>=」、条件値を「50」にして、「OK」をクリックします。

    20070502_6
    ※2期前の株主持分比率が50%以上という条件式になります

  10. 「No.」の「7」を選んで「条件式追加(A)」をクリックします。

    「一般連結・財務指標等」→「連結・決算期」→「前期本決算(-1)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。続いて「OK」をクリックします。

    20070502_7

  11. 「No.」の「8」を選んで「条件式追加(A)」をクリックします。
     
    「一般連結・財務指標等」→「連結・決算期」→「2期前本決算(-2)」を選んで 「↑追加(A)」をクリックします。続いて「OK」をクリックします。

    20070502_8

  12. 「No.」の「2」、「4」の表示のチェックを外します。

    20070502_opt

    「件数検索」をクリックすると該当件数が表示されます。続いて「表示(V)」をクリックします。
     
  13. 「対象会社指定」画面で「既存グループ」→「業種(大分類)」→「全社」を選び「表示(V)」をクリックすると結果が表示されます。

●ワンポイント
今回、スクリーニングされたような会社は、収益力はある程度あるのですが、内部留保として社内にため込んでいるために、ROEが若干低くなっています。

1社ずつご覧いただければおわかりになりますが、株価も一時より下がっている会社が多いようです。
今後、株価上昇のために増配や自社株買いなどを積極的に行うことも期待できるかもしれません。

(『会社四季報CD‐ROM』編集部 岸本)

トラックバック

このページのトラックバックURL: http://bb.lekumo.jp/t/trackback/5408/6949855

すぐにROE10%以上にできそうな会社のスクリーニングを参照しているブログ:

コメント