増減率のスクリーニング
『会社四季報CD‐ROM』編集部です。
先日、CD-ROMサポート・デスクに「増加率のスクリーニング」についてお問い合わせがありました。
よく、使うスクリーニングですが、これまであまり説明したことがありませんでしたので、
今日は、詳しくご説明します。
例えば、2期前(3月決算なら2005年3月期のデータ)から前期(同じく2006年3月期のデータ)にかけて、どれだけ増加または減少しているかを%で見るには、一般的には、
(前期データ-2期前データ)÷2期前データ ×100
という式を使います。
ただ、「2期前データ」を2回使うので条件式を作るときには少々面倒です。
そこで、以下のように変形します。
=(前期データ÷2期前データ - 2期前データ÷2期前データ)×100
=(前期データ÷2期前データ - 1 )×100
=前期データ÷2期前データ×100 - 100
この式なら比較的、簡単に作れます。
続いて、具体的に条件式を作ってみましょう。
例えば、今期予想と前期の1株益の増減率の条件式は以下のように作成します。
- 「主要項目」→「連・1株益(円)」→「今期本決算予想(0)」を選んで「↑追加(A)」をクリックします。
続いて、同じ(「主要項目」→「連・1株益(円)」)から「前期本決算(-1)」を選んで「↑追加(A)」をクリックします。
条件式内容の「+」を「/」に修正します。最後に「*100-100」を追加します。
条件式名を「今期・1株益増減率(%)」に修正して、「OK」をクリックします。
※演算子:「>」、条件値:「0」にすれば、増加している会社のみ表示されます。演算子:「<」、条件値:「0」にすれば、減少している会社のみ表示されます。
これで完成です。
特に、このブログでも頻繁に出てくる
条件式内容の「+」を「/」に修正します。最後に「*100-100」を追加します。
の部分が重要です。
カッコでくくる必要もないので、もっとも早くできると思います。
さて、ついでですので、さらに加えておく方がよい条件式もご紹介しておきます。
上の条件式だけでは、分母の前期1株益がマイナス(0も)だと計算値がおかしくなりますので、
前期の1株益は以下のようにプラスだけ表示されるようにします。
増減率はこの2つの条件式で完成です。
他にも売上高、当期利益などでも同様に行えます。
ご参考になさってください。
(『会社四季報CD‐ROM』編集部 岸本)




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