2006年4月 4日 (火)

PORの計算式ってどうしてこうなるの?

『会社四季報CD‐ROM』編集部です。

今日は(も?)、『週1回株スクリーニングで資産10倍をめざす本』に関するご質問からご紹介します。

132ページの「POR」のスクリーニングで、
([連・1株益(円)(0)]*[連・経常利益(0)]/[連・当期利益(0)])は何をしているんだと疑問を持たれる方が多いようです。

田久保さんが使われているPORは株価÷1株当たり経常利益(予想)で算出します。

それなのにどうして「[連・1株益(円)(0)](連結の当期1株益)を使っているのか」というご質問を多くいただいています。

この[連・1株益(円)(0)]は『会社四季報』の誌面にも掲載している予想1株当たり当期利益ですが、実はかなり細かい処理を行って計算しています。

『会社四季報CD‐ROM』のヘルプファイルのキーワードで「1株益」を検索してみてください。
「業績欄・1株益データ」に以下のような説明があります。

予想1株益は、原則として発売前々月末の発行済株式総数(単独)で算出しています。決算期末における保有自己株式数がその時点の発行済株式総数に対し小数第1位を四捨五入して10%以上の場合は、自己株式を控除して算出しています。また、その時点での発行済株式総数に対し小数第1位を四捨五入して10%以上の連結自己株式を取得している場合の連結1株益については、連結自己株式を控除して計算しています。増資などで期末までに発行済株式数の異動がわかっている場合はその新しい株数で算出しています。

なお、優先株を発行している会社は、税引後利益から優先株配当金総額を差し引いた額を発行済普通株式総数で除していますが、予想1株益の計算には優先株配当金については考慮していません。同様に役員賞与金等も考慮していません。
(2006年2集ヘルプファイルより)


このように細かい処理を行って算出していますので精度が非常に高くなっています。

そのため、予想の1株当たり当期利益([連・1株益(円)(0)]など)の数字をベースにすれば、より正確なスクリーニングができるのです。

ここでは、「経常利益/当期利益」をかけることで1株当たり経常利益を算出しています。
経常利益が当期利益の何倍あるかを計算して、1株当たり当期利益にかければ
1株当たり経常利益が出せるというわけです。

ところで、経常利益÷ダウンロードした株数で1株当たり経常利益を算出される方もいらっしゃると思います。

こちらのダウンロード株数データ(DL・最新株数(株))は週末(だいたい金曜日)に前週末の発行済み株式数が使えます。
当然、発売後の株式分割なども反映しています。

このため、発売から日数が経つほど、こちらを使うメリットが出てきます。
ただし、自己株式の調整などは行っていませんので限界もあります。

結局は、両方並べて、あまりにも違いがあったら、個別に調べるというやり方が一番いいかもしれません。

非常に細かいところですが、『会社四季報』の精緻なデータを使うためのコツです。
参考にしてください。

(『会社四季報CD‐ROM』編集部 岸本)

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