2005年12月27日 (火)

EV/EBITDAのスクリーニング

『会社四季報CD‐ROM』編集部です。

今日は少し、難しい「EV/EBITDA」のスクリーニングをご紹介します。

この読み方はいくつかありますが、「イーブイ・イービットディーエー倍率」と読むことが多いようです。

EV=時価総額(発行済み株式数×最新株価)+有利子負債-現金預金
EBITDA=営業利益+減価償却費
で計算します。

まずは、EV/EBITDAの高い会社をご覧いただきましょう(ダブルクリックすると広がります)。

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※株価、株数は05年12月30日時点を使用

では、作り方をご説明しましょう。

(応用スクリーニングは最初の方は省略します)

  1. EV/EBITDAの条件式の準備です

    • 「ダウンロード株価データ」→「DL・週足終値(円)」→「1週前DL(-2)」を追加します。
    • 「ダウンロード株数データ」→「DL・最新株数(株)」→「1週前DL(-2)」を追加します。

      ※1月6日以降にダウンロードするまではデータがゼロになっていますのでご注意ください。

    • 「一般連結・貸借対照表等」→「連・有利子負債」→「前期本決算(-1)」、「連・現金預金」→「前期本決算(-1)」を追加します。
    • 「主要項目」→「連・営業利益」→「前期本決算(-1)」、「業績予想修正、設備投資等」→「減価償却費」→「前期本決算(-1)」を追加します。

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  2. EV/EBITDAの条件式を完成します

    • 条件式内容の最初に「(」を追加します。
    • [DL・週足終値(円)(-2)]と[DL・最新株数(株)(-2)]の間の「+」を「*」に修正します。
    • [DL・最新株数(株)(-2)]と[連・有利子負債(-1)]の間の「+」を「/1000000+(」に修正します。
    • [連・有利子負債(-1)]と[連・現金預金(-1)]の間の「+」を「-」に修正します。
    • [連・現金預金(-1)]と[連・営業利益(-1)]の間の「+」を「))/(」に修正します。
    • 式の最後に「)」を追加します。
    • 条件式名の「DL・週足終値(円)(-2)」を「EV/EBITDA(倍)」に修正します。最後に「OK」を押します。
  3. 200512272


  4. 確認用のEVの条件式を作成します

    • 「ダウンロード株価データ」→「DL・週足終値(円)」→「1週前DL(-2)」を追加します。
    • 「ダウンロード株数データ」→「DL・最新株数(株)」→「1週前DL(-2)」を追加します。
    • 「一般連結・貸借対照表等」から「連・有利子負債」→「前期本決算(-1)」、「連・現金預金」→「前期本決算(-1)」を追加します。
    • 条件式内容の[DL・週足終値(円)(-2)]と[DL・最新株数(株)(-2)]の間の「+」を「*」に修正します。
    • 同じく[DL・最新株数(株)(-2)]と[連・有利子負債(-1)]の間の「+」を「/1000000+」に修正します。
    • 同じく[連・有利子負債(-1)]と[連・現金預金(-1)]の間の「+」を「-」に修正します。
    • 条件式名の「DL・週足終値(円)(-2)」を「EV」に修正します。最後に「OK」を押します。

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  5. 確認用のEBITDAの条件式を作成します

    • 「主要項目」→「連・営業利益」→「前期本決算(-1)」を追加します。
    • 「業績予想修正、設備投資等」→「減価償却費」→「前期本決算(-1)」を追加します。
    • 条件式名の「連・営業利益(-1)」を「EBITDA」に修正して、「OK」を押します。

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  6. その他の条件式を設定します

    • 「ダウンロード株価データ」→「DL・週足終値(円)」→「1週前DL(-2)」を追加します。演算子を「>」、条件値を「0」にして、「OK」を押します。
    • 「ダウンロード株数データ」→「DL・最新株数(株)」→「1週前DL(-2)」を追加して「OK」を押します。
    • 「一般連結・貸借対照表等」→「連・有利子負債」→「前期本決算(-1)」を追加して「OK」を押します。
    • 「一般連結・貸借対照表等」→「連・現金預金」→「前期本決算(-1)」を追加して「OK」を押します。
    • 「主要項目」→「連・営業利益」→「前期本決算(-1)」を追加します。演算子を「>」、条件値を「0」にして、「OK」を押します。
      ※これは赤字会社を除外するためです。
    • 「業績予想修正、設備投資等」→「減価償却費」→「前期本決算(-1)」を追加して「OK」を押します。

  7. 最後の仕上げです

    •   「オプション(O)」をクリックし、第1キーで「EV/EBITDA(倍)」を選び、「降順」にします。第2キーで「コード」を選び、「昇順」にします。
    • 「件数検索」を押すと該当件数が表示されます。
    • 続いて「表示(V)」を押すと、「対象会社指定」画面になります。
    • 「既存グループ」→「業種(大分類)」→「全社」を選び「表示(V)」を押します。
    • 「表示社数の選択」画面で「OK」を押すと、結果が表示されます。

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  8.  

※ちょっと大変でしたね。でも慣れるとすぐに作れるようになります。1月6日以降、最新の発行済み株式数をダウンロードして試してみてください。

※ワンポイント
株価は日足にすることもできます。その際は、「ダウンロード株価データ」→「DL・日足権利落」で5日分のデータを同時に並べましょう。もし1になっていれば、その日に権利落ちしていることになります。

さて、1月6日の金曜日からいよいよ「発行済み株式数のダウンロード」が始まります。
編集部では、先ほどまで綿密なチェックを続けてきまして、いよいよ「ほぼ本番OK」という状態になりました。

このデータの使い方については年が明けましたら詳しくご紹介します。

実は来年の3集で『会社四季報CD‐ROM』は10周年を迎えます。

これもひとえにユーザーの皆様のおかげです。

『会社四季報CD‐ROM』は来年、さらにパワーアップする予定です。
(内容はまだ秘密ですが、きっと皆様に喜んでいただけると思います)

これからも、『会社四季報CD‐ROM』をどうぞよろしくお願いします。
では、よいお年をお迎えください。

(『会社四季報CD‐ROM』編集部 岸本)

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